11.20.2011

情報のない世界。

先日、福島県立美術館の『帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション展』をみに行った。

江戸絵画をじっくり観るのは初めて。

伊藤若冲や円山応挙などのメジャーどころの名前に釣られた。


実際の展覧会はアメリカ人(ギッター氏)から見た日本美術という視点で、墨画、写実、禅画、

山水画、花鳥画、浮世絵などかなりのボリューム。



その中でも僕は「長澤蘆雪-Nagasawa Rosetsu-」という画家の「月に雲図」という作品に惹かれた。

それは闇夜に浮かぶ月に白い霞がかかっている。

墨だけでこれだけの表現ができるのかと驚愕した。

要するにそれは月を見た情報ではなくイマジネーションの世界を描いているのだろう。

風や空気や闇などの見えないものを捉えるということ。



情報が多い現代は感じ取ることを鈍化させているのだろう。

芸術はイマジネーションを具現化したもの。

そういったものから自分なりの考え方や生き方を学ぶのもひとつの方法かもしれない。




月に雲図・長澤蘆雪



長澤蘆雪

伊藤若冲

伊藤若冲

伊藤若冲

伊藤若冲

曽我蕭白

曽我蕭白


--minoru--

11.17.2011

只見ロックフェスティバル出演取りやめ。

11/20の只見ロックフェスに出演させて頂く予定でした novsemilongが体調不良の為、出演取りやめさせて頂くことになりました。

 関係各位には、多大なご迷惑をおかけ致しました。 深くお詫び申し上げます。

--minoru--

11.06.2011

novsemilong live movie

11/2のnovsemilongのライブの動画をアップしました。

オフィシャルの画像と共に、当日の様子を楽しんで頂ければ幸いです!



ライブにお越し下さった皆様、

DJの皆様、そしてas soon as様、

本当にありがとうございました!


その他の曲はこちらから

11.05.2011

novsemilong LIVE

11/2のnovsemilongのライブに来ていただいた皆様、ありがとうございました!

ガチっとしたライブは3年ぶり。その蓄積を垣間見れたいいライブでした。

オフィシャルに画像アップしましたのでよければご覧ください!

アズのしょうごさん、DJの方々、お世話になりました。


















--minoru--

10.23.2011

novsemilong@福島市


ノブのソロプロジェクト「novsemilong」が福島市 AS SOON ASでライブをやります!
DJ陣も素晴らしいメンツ!!
磨きをかけて久々のパフォーマンスです!是非お越しください!!!


2年前の"sinra"のLIVE、そして「novsemilong」としては3年ぶり・・・・
そのライブ・パフォーマンスはエレクトロニカをベースに様々な音楽を吸収し、
激しく美しく時にはしなやかに、感情とフィジカルの絶妙なバランス、独自の
スタンスからシーンを突き刺す強烈なグルーヴ、そのサウンドはさらに力強さ
を増し我々の前に帰って来る。 --AS SOON ASのフライヤーより抜粋--


independant vol.147

2011.11.02.wed
@AS SOON AS
Start22:00/Door1500yen(2drink)
LIVE:novsemilong(sinra,OWLrecords,id82+85)
DJ'S:OOP,BONN,NAVYMAN,TANTAN...and more!!
info AS SOON AS (024-524-0750) http://www.swism.com/as_as/




--minoru--

8.10.2011

とうとう来ました!

EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARAのライブがついに今週!!!

今回はご本人のご好意により福島2ヶ所の公演は格安になってます!

お時間のある方は是非!!!

<詳細>
8/13@南会津
8/14@福島市


[Yoshitake Expe Space Guitar Club Stomp Osaka ]
[Yoshitake Expe nara improv]


8.02.2011

南会津でも開催決定!


南会津でも観ることができます!


刻々と変わりゆく自然と、その景色に溶け込む音。
奥会津でしか感じ得ない空気を、是非体感して下さい!



EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARA
SUMMER TOUR FUKUSHIMA

2011/08/13/SAT
LIVE:EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARA
OPNING ACT:novsemilong(sinra/OWL-records)

OPEN: 18:45
CHARGE: 1500YEN(with 1drink)
at
Cafe ji mama(カフェ・ジーママ)
TEL:0241−62-8001

会場のcafe ji mamaも、とても素敵なお店です。
僕も常連です。
当日もおいしいコーヒーを提供して頂きます!
BLOG http://weblog.ji-mama.com/


OPNING ACTとしてnovsemilongも演奏させて頂きます。
こちらも、この日限定の特別SETで演奏予定です!


美しい景色、心地良い風景、美味しいドリンク、そして素晴らしい音楽。
これ以上必要な物は、なにもありません。


--
nov--

7.17.2011

EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARA

去年、観に行ったYOSHITAKE EXPEさんのライブが縁で、来月8月14日に福島市でライブをやっ

ていただけることになりました!

  
2011/08/14/SUN
EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARA
SUMMER TOUR FUKUSHIMA

LIVE:EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARA
DJ:OOP

OPEN: 19:00
CHARGE: 1000YEN+要ドリンク
at Cafe Copain×Les Fleurs(カフェ・コパン×レ・フルール)
福島県福島市栄町9-5
TEL:024-523-2663




しかも今回はEXPEさんと家口成樹さんのDUOという形での開催。

それが「EXPE.IEGUTI EMERALDUO from PARA」なのです。


なんか凄そうで想像できない!

去年企画してくださったmori recordsさんにも感謝です!




EXPEさんは小松音響研究所というハイエンドなオーディオ機器をオーダーメイドで制作しているとこ

ろのサウンドシステムを使用しています、これがまたスゴイ!

前回の会場だったカフェに突如として良質なクラブサウンドが現れたって感じです。
決して大きい音ではないんだけど、ビックリするぐらい気持ちいい音!
癖になります。


そして多量のコンパクトエフェクターで音響加工し、独自の空間を造りあげていきます。

それはアンビエント、ファンク、ダブ、など様々な要素が重なって今までに聴いたことがない異次元

にいるような感覚にすらなります。


コクピット。男心くすぐります!




YOSHITAKE EXPE 【SPACE GUITAR EXHIBITION】

年間140~150本の全国ツアーやサウンドインスタレーションや日本、アメリカ、フランス、

ブラジルでのライブなど膨大な経験もそういった世界観を生み出しているんでしょうね。

観ている人、聴いている人の想像力や五感に響くようなライブです。

絶対オススメ!!!



そしてDJはOOPさん。

長い付き合いですが未だに人間的、音楽的に底が見えないDEEPな方です。

もちろん音も最高です! 




さらに今回は会場に福島市の福島駅近くにある

Cafe Copain×Les Fleurs(カフェ・コパン×レ・フルール)を使わせていただきます。

このお店はフレンチが気軽に食べれるビストロカフェです。

このお店の料理はとにかくメチャクチャ旨い!
なかなかそのへんでは食べれません。これは断言します(笑)。

当日は気軽に食べれるものも用意してくださるとのこと、是非食べて欲しい。




食べて、飲んで、酔いしれて、良い時間を楽しみましょう!!!




 --minoru--

4.23.2011

野生。

ずいぶん昔に「東京屋上」という名で東京のビルの屋上でペイントするアーティストを紹介していた。

屋上で描くということは誰にも観られない状況。

「面白いな~」と何気に観ていたけど、その色や四方に伸びる線は力強く、夢中になって観ていた。

「松岡 亮」というアーティストだった。


その数年後、知人が松岡さんと知り合いだという事で彼の話を聞いた。

内容は間違っているといけないので詳細は記載しないけど、その時の僕の感想は

「野生的な人だな」と思った。


野生的なアーティストはエネルギッシュな作品を生み出す。

野生とはエネルギッシュなことなんだろうと思う。


現在、様々な情報が錯乱して、福島に至っては「何が本当で、何が嘘なのか」判らない。

でも、動物や自然は力強い。

もともと人間もそうだっただろうし、理性的になりすぎたのかもしれない。

大変なときだからこそ自分の根源(野生の部分)を再確認できた気がする。


【松岡亮】







追伸:
先日福島のニュース番組で原発避難区域の動物の状況を放送していた。
youtubeなどでもたくさん映像があります。

残酷すぎて目を背けてしまいたくなる。。。

でも何もしないというのはもっと残酷なこと。

自分に出来ることも多少はある。

救済している団体をリサーチしてみると、寄付金欲しさのあやしい団体も多く
信用できる団体を探すのにも一苦労。

僕も寄付や、見て見ぬふりの行政に対しての訴えをしてみようと思う。

庇護されなければ死んでしまう動物もたくさんいます。
よろしければ皆さんもご協力お願いします。

社団法人「SORA」
現地に入り救済活動をしています、ブログで確認できたので信用。

「みなしご救援隊」
彼らも現地入りしています、映像で確認。
こちらは是非呼んでみてください:http://blog.livedoor.jp/mamorouinuneko/

政府への要望(僕も要望を出しました)

無駄だと思うよりやってみることのほうが価値があります。


3.18.2011

反骨精神。

先日NHKにて小島一郎さんの特集をしていました。

かなり掘り下げた内容でとても印象に残りました。


小島一郎さんは生まれ故郷の青森に生きる人々を撮り続けた写真家。

高度成長期、すべてが東京に目を向けられていた時代。

東京に強い反発を持っていた小島一郎は、極寒の青森に生きる漁師の生命力あふれる姿や、農村風景などの地域風土を撮っていた。

厳しい自然とともに生きる人々を撮るために北上し、撮影の過酷さが増していく度に作品のコントラストも強くなり、より鮮烈な写真となっていく。

その写真が東京の写壇に評価され始めると、東京で活躍することに夢を見るようになり東京に上京。

しかし挫折や屈折を繰り返し、その当時東京で流行していた作風になっていってしまう。

そんな状況に嫌気がさし、打開するために北海道に命がけの過酷な撮影行を続けるが、思い描く
写真が撮れず体調を崩し青森に帰郷し39歳の若さでこの世を去った。


その作品は絵画のようなグラフィックのような。

とても僕たちが目にしている写真とは異なるような気がする。

フィルムもコントラストが荒いものを使っていたらしく圧倒感がある。


反骨精神というものが作品となって多くの人々に感動や生き方を考えさせる。

アートや音楽は娯楽でもあり、道しるべのようなもののような気がする。










追伸:

地震発生から一週間が経ちました。

僕自身、発生時は三陸での仕事を終え、仙台に向かっている車中での地震発生。

「死」というのを今までで一番強く感じた日でした。


ラジオから流れる大津波が来るという放送、外を見ると陥没した道路や、崩れる建物、割れるガラ
ス、噴き出る水、あふれる人と車。

誰にも連絡が取れず、車内にはちょっとした飲み物とたばこ。


自分が思っていた「死」とは程遠かった。

それはどういうことかというと、「日常的」だったということ。

当たり前なのかもしれないけど、日常の中に「死」というものがあるのだと感じた。

だから日常の大切さを知った。


多くの方が様々な想いをしたことでしょう。

居たたまれないこと、悲しいことたくさんあったことでしょう。


日常を失っている方々には日常を。

日常を送れる方は日常を。


今出来る精一杯の日常を大切に送りたいと思います。




--minoru--

3.14.2011

情報。

<無事を確認できるサイト>
buji.com http://175.41.248.123/

<福島市のリアルタイムな情報>
rfc twitter http://twitter.com/#!/radio_rfc_japan

<消息情報>
Person Finder  http://japan.person-finder.appspot.com/

<避難者名簿画像>
https://picasaweb.google.com/116505943227607394790/2011_03_14_1300_name_list



お役に立てば幸いです。


--minoru--

3.08.2011

賃貸の形。

とあるマンションの「賃貸」のしかた。

そのマンションは築45年の古いビル、設備が良い訳でもなくセキュリティが高いわけでもない。

でも85戸あるほとんどが満室に近い状態。

しかも入居者は気に入って長く借りる人が多い。

入居者にはカメラマンのスタジオ、帽子デザイナーのアトリエ、WEB制作会社、など使われ方も様々。



なぜ古いビルが家賃を落とすことなく稼動するか?

それはオーナーの「賃貸の形」。

新しい入居者が決まると、そのオーナーはまず借主と内装の相談から始まる。

借主が「こういう部屋に住みたい」という意見を大切にしている。

オーナー側でリフォームをかけて新しくするのであれば、入居者の希望を聞いて「できることはやっ
てあげる」という合理的な発想。しかも自分で改装したいというのであればその予算分は負担する。

だから入居者は天井、壁、床を含めてまさに「自分の理想の空間」に住める。



古くて入居者が入らないようなテナント、マンションはたくさんあると思う。

古い物件だからこそ「リフォームして貸そう」という発想になってしまう。

古い物件だからこそ「好きに使ってもらおう」という発想。

目先のお金を優先するよりも、本当の意味で気に入って長く使ってもらえる。

そして双方の信頼関係や居心地の良さというのが生まれる。


そんな「賃貸の形」が独創性や地域性を生み出す原動力になれば面白いな。







--minoru--


2.27.2011

冲方丁

何気にNHKを観ていたら、「冲方丁」さんが番組に出演するとの告知を観た。

「冲方丁」さんは2010年、「吉川英治文学新人賞」と「本屋大賞」の二つを受賞したFS作家。

特に「本屋大賞」は全国の本屋が一番売りたい本を選ぶというもので、とても意味のある賞だと思う。

実際、最近様々なメディアで冲方さんが取り上げられている。


そして冲方さんはじつは福島市在住。

僕は7年前、彼の名刺を制作したことがある。

そのときの印象は、背が高くて、顔が小さくて、カッコイイ。

モデルと言っても過言ではない容姿。


<そのときの冲方さんとの雑談>

「ある日お腹のあたりが暖かくて目が覚めたんだ」

「そしてお腹を触ったら、血だらけだったんだ」

「びっくりして起き上がってみたら、飼っていた猫が僕のお腹で子供を産んでいたんだよ」


という素敵な話をしていました。

その時の冲方さんの眼はキラキラしていて、とても楽しそうに真っ直ぐに僕を見ていました。

虚栄心、驕り、など一切なく少年のように無垢な方でした。


受賞おめでとうございます!

またいつかゆっくりお話できたらいいな。


--minoru--

2.20.2011

恩恵。

インターネットが普及し、外に出なくても何かと家で楽しめる現代。

それはそれで効率的な部分もあるし、僕もかなりその恩恵を受けてると思う。

だけど、「本当の良さを知る。」という点についてはやっぱり実物を観ないといけない。

それは多分、アーティストの発するエネルギーを感じることが出来るからだと思う。



でも近場ならいいけど、さすがに世界各国の美術館に行ったりは出来ない。

そこで恩恵。

実際行くのには敵いませんがgoogle art project気分は味わえます。

しかもここまでやると圧巻です。




「MoMA, The Museum of Modern Art( ニューヨーク近代美術館)」に行ってみます。

行った雰囲気を味わいたいので、「google street view」
で黒人のおっさんと NY West 53 Street  を歩きますw
 
左の黒い壁がMoMA


こんな感じかー。

正面の絵を観てみよう。
+ボタンをクリックすると。
詳細表示。
すごい細部まで観る事ができます。



しかも自分のコレクションも作れます。
買った気分にはなれませんがw
 

実際に行った気分になるというよりは、その前の段階。

実際に行ってみたいと思わせるものはあります。



--minoru--

2.11.2011

新アーティスト --DaisukeNikaido--

やっとご紹介できる日が来ました!!!

去年から密かに推し進めていたプロジェクト。

OWLrecordsに新しく加わったアーティストです。

フォトグラファー「DaisukeNikaido」

僕もノブも大好きなフォトグラファーです!



出会いは8年前、僕が主催していた作品展に彼が訪れる。

穏やかで、低姿勢、しかもスーツを着ていて眼鏡w

とてもアーティストとは思えない(ゴメン、、)その風貌。

のちに彼の作品を観せてもらう機会があり、その美しい写真と外見の

ギャップにすぐに虜になりました。


その後、彼を知るにつれ、写真に対する情熱、ハングリーさ、行動力、純粋さ、

すべてにおいてリスペクトできる存在になりました。

そして彼は現在ドイツに在住し、写真を撮り続けている。


8年の時を経てこれからOWLrecordsとして共に活動していきたいと思います。

よろしくお願いします!


DaisukeNikaido -official website-


--minoru--

2.06.2011

FOIL

7~8年に『FOIL』というとてもいい写真が表紙の雑誌を買いました。

この雑誌は「NO  WAR」というコンセプトのもとに奈良美智の挿絵と川内倫子の写真で構成されたとても深く、心に響く本当にいい雑誌でした。↓





この『FOIL』が東神田にあるアートコンプレックス(複合施設)「アガタ竹澤ビル」に
ギャラリーをオープンさせたということで、前回の記事のVACANTに行く前に立ち寄りました。

店舗店内の写真がありませんので、興味のある方にはリンクを貼りましたのでそこからどうぞ。

アガタ竹澤ビル」外観。以前は廃墟同然のビルだったそうですが、
今はギャラリー、カフェ、雑貨屋、アパレルショップなどが
数多く入室しています。



FOILギャラリーは2Fにありました。
丁度いい広さと、居住性を生み出している柱が印象的な素敵な
ギャラリーでした。

ビル内は「剥き出し」が多く、随所にいいセンスが。



オリジナルの服を販売している「Disk1」というショップ。
店内はかなりアーティスティックで面白いです。



カフェ。店内からは賑やかな声が。


地下にも「αM」というギャラリーがあり、天井が高く大きい作品も
展示していました。





--そして場所を移動し、中目黒へ。(ここからは東京行脚です)--



飲食店の扉から僕の大好きなジャックラッセルテリアが!!
思わず撫で回してきましたw


「JANTIQUES」に立ち寄り、雑貨を物色。

「JANTIQUES」はかなり楽しかった。ボタンを5個購入。


中目黒はリノベーションしたショップが多い。



--そして原宿。--



DesignFestaGalleryはVACANTのすぐ近く。

やっぱり「異空間」。オルタナティブ感全開でした。




表参道の「pass the baton」にも立ち寄りました。



センスがいいものばかり。



--最後は渋谷。--



念願の「王将」。並びました。





--minoru--